*フクロウと出納帳*

しあわせのためのお金の話

イギリスのEU離脱問題について考える。

来る、6月23日。

 

人知れず、そわそわしているわたし。

 

Brexit。

 

Britain(英国)Exit(退出)する。

つまりイギリスがEUから離脱するかもしれないのです。

 

6月23日は

EUの離脱の是非を問う

国民投票が行われる日。

 

この国民投票離脱派が勝てば

イギリスはEUから離脱し

世界中に大きな影響を与えることになりそうです。

 

ニュースを見ていても

舛添さんの辞職の話ばかりで、

なんだか遠い国の話のように

(実際遠いのですが)

あまり関心がなさそうな日本。

 

わたしも

実際ここに来るまで

気にも留めていなかったのですが、汗

いよいよ、やばそうなんです。

 

そもそも

なんでイギリスはEUから離脱しようという話になったのか。

 

素人のわたし調べから

ざっくりあっさり解釈しようとすると、

 

「もう移民を受け入れたくないんです!」

「もうお金を取られたくないんです!」

 

かな、と。

 

まず移民問題

 

EU加盟国は

移民を拒否することが禁じられていて、

拒否した場合、難民1人当たり25万ユーロ(3,000万円)もの罰金が検討されているとのこと。

 

中でもイギリスは社会保障が充実していて

難民から人気の国。

 

わんさか難民が押し寄せてしまい

元々のイギリス国民は

納めた税金は難民に使われちゃうし、

治安だって悪くなるし、

仕事だって取り合いになるし、

いいことないって話です。

 

 

そして、EU予算によるお金の問題。

 

EUの加盟国は現在28カ国。

その中で経済力のある国は

その分多くのお金をEUへ支払っているのです。

 

イギリスは

ドイツ、フランス、イタリアに続き

多くの負担金をEUへ払っていて、

経済力の小さな国はEUから支援金をもらう。

あのギリシャ危機ではEUから多額の支援をしていたようです。

 

そんなイギリスは

EUを離脱することによって負担金がなくなり

100億ポンド(1兆5,200億円)のお金が浮くそうなんです。

 

これだけ聞くと、わたしだって

「EUなんてやめちゃえ!やめちゃえ!」

と言いたくもなります。笑。

 

 

ただ、そんな簡単なわけじゃなく

EUを離脱してしまうことで必ず影響が出てきてしまうのです。

 

EUという大きな後ろ盾がなくなることで

イギリスという国の信用が下がってしまう。

そうするとイギリス通貨のポンドの価値も下がるでしょう。

 

EUの貿易協定で、

いままでかからなかった関税もかかるようになり

ポンド安とのダブルパンチで物価が上がる可能性があります。

 

さらに

EUに加盟していた恩恵を受けるために

イギリスに進出していた企業は

メリットがなくなることで撤退もあるでしょう。

多くの雇用の減少にもなります。

 

日本の企業も、

日立や日産など1,000社もの企業が進出しているそうです。

その企業にとっても少なからず悪影響が出てきます。

 

イギリスのEU離脱

経済、雇用に大打撃となりえるのです。

 

そして、イギリスに離脱されてしまったEUとしては

多額の拠出金が入らなくなってしまいます。

 

それによってEUの共通通貨ユーロにもマイナス影響が出るでしょう。

 

ユーロ圏にも経済の懸念が広がり、

それは世界に広がっていきます。

 

投資家たちは、

どうなるかわからない情勢に

投資していたものを一旦手元に戻そうと

売り注文を出しまくり株式相場も暴落。

 

これは、世界恐慌

負の連鎖が続く

終わりの始まり。

 

 

…。…。

 

 

と、まぁ

最悪のシナリオを考えて

そわそわしている

いち一般人なのです。笑

 

現在、イギリスの世論調査では

離脱支持派が過半数を超えているそうなんですよ。

 

 

正義の反対は悪なんかじゃない。

また別の正義なんだよ。という言葉を思いました。

(ほんとはクレヨンしんちゃんから出た名言ではないようですが。)

 

世界にはいろんな国があり

いろんな人がいて

それぞれの問題を抱えて生きているんです。

 

誰が悪いとかではなく

みんながみんな

自分のしあわせを思って、自分の母国を思って、

正しいと思う道を選んでいるはず。

 

それが

違う誰かと真逆になってしまった時

対立になってしまうんでしょう。

 

わたしは

こんな非力で

世界平和を叫ぶことなんて出来ません。

 

わたしが最後に守れるものは

我が家のしあわせだけになるでしょう。

 

 

来る、6月23日。

どうなるのでしょうか。

 

ちょっとこわいですね。

 

本日もお付き合いいただき

ありがとうございました。