何度も蘇り、一生続く、一生のお願い。

一生のお願いとは…

 読み方：いっしょうのおねがい

懇願する際に用いられる言い回し、基本的には「一生に一度のお願い」。すなわち「一世一代の頼み込み」「こんなお願いは人生で一度きりしかしないから是非とも聞き入れて頂きたい」という意味合いを込めて用いられる。

そうなんですよ。

子供の頃使った一生のお願いはノーカウントにできると勝手に思っているのですが

大人になってからの一生のお願いはめったに発動できない（はずの）頼み事。

さいきんやっと、録りためていたドラマ、中学聖日記を見終わりまして。

もう、純粋すぎる恋愛に心を揺さぶられてしまい

乙女のような心持ちになってしまっていたため

中和しようとクリープハイプを聴いていました。爆

クリープハイプのゲスい感じの歌がいい。（褒めてる）

大好きですよ。笑

その中でも全然ゲスくない、一生のお願いという歌があります。

去年発売された 泣きたくなるほど嬉しい日々に に収録。

この 一生のお願い がすごく好き。

サビから始まるうたです。

ねぇもっとそばに来て　
抱きしめて離さないよ
何もないあたしでも　
何があっても変わらないよ　だから

まずね、

ねぇもっとそばに来てよって

抱きしめてよ、離さないでよって。

普通は言いがちなんですよ！

そこが、

抱きしめて、離さないよ。なんです。

ここがすごい。

離さないで、なんて受け身なこと言わないで

離さないよ、って言える女でありたい。

それくらい好きな気持ちに強さを持ってるってことですよね。

だから・・・と、歌詞は続きます。

一生のお願い聞いて　
そこのリモコン取って

いや、ほんとに。笑

こういうのがクリープハイプの真骨頂。笑

大好きな人をぎゅっと抱きしめて、

あたしね、この先どんなことがあっても

絶対この好きな気持ち変わらないからね。

だから、一生のお願いだよ。

一生ずぅっと一緒にいてね、

…じゃなくて笑

そこのリモコンとって♡

そしてこのあとの歌詞も圧巻の言葉遊び。

居れば居るほど　
入れ歯要るほど
ずっと続くだろうこの暮らし
噛めば噛むほど　近づく2人
味を占めて抱き合う

それもほどほどにそれはそうと
いつも楽しいこの気持ちは
ありのままわがままあるがまま
早口言葉みたい

普通に曲だけ聴いていたら気付かない、

“いればいるほど”

ずっと一緒にいればいるほど。

入れ歯いるほどおじいちゃん、おばあちゃんになるまで。

同じ音で、ふたつの歌詞を作っているんです。

そしてもう一度サビ。

ねぇもっとそばに来て　
抱きしめて離さないよ
何もないあたしでも　
何があっても変わらないよ　だから

またしても甘々な言葉に続き

だから・・・。

一生のお願い聞いて　
加湿器に水入れて

そうなのよ。笑

加湿器に水入れるのってほんとに面倒でって。笑

この数十秒の間にすでに２回目の一生のお願いを消費してますよ。笑

 そんな一生のお願いの正体。

 使い古して　使い果たして
その度に何度も蘇る
一生に一度じゃなくて
一生続いていく

ふたりの間の一生のお願いって

こんなやりとりが続いていくってことなんですね。

そんなくだらない一生のお願いを何度されたって

愛しさすら感じるほどなんです。

この歌の最後は

また明日よろしくね、と一緒にふとんに入るけど

まだ話していたいなぁって眠れなくて

テレビもつけてみたけど

やっぱり眠れなくて

さっきおやすみって言ったけどね

一緒のお願い聞いて

そこにリモコンおいて。

最後は本当のお願いでしたね。

テレビのリモコンおいて、もう少し一緒にいてって。

あれ。

中和されるはずが、さらなる深みにはまってしまってないかな。苦笑

本日もお付き合いいただき

ありがとうございました。