*フクロウと出納帳*

しあわせのためのお金の話

一生のうちの、住宅ローンの負担。

人生でいちばん大きな買い物。

 
マイホーム。
 
一昔前なら
年功序列で終身雇用。
 
がんばって働いた分だけ
会社は労働者に還元してくれ、
 
結婚し、子どもを育て、
家を建て、のんびり老後を過ごす。
 
そんな人生も
一般的だったんですよね。
 
 
いまでは
平均年収が440万円らしいです。
 
大きな企業なら
それなりの昇給やベースアップがあり
年齢と共に年収も上がっていくかと思います。
 
しかし、
我が家は夫婦とも中小企業勤務。
 
今後
順調に年収が上がっていってくれるとは
考えにくいのです。
 
 
一昔前なら
普通の人が普通の生活で叶えられていた人生が
 
いまの時代は
なにかを削り、
試行錯誤して人生設計をしなければいけない時代になってしまいました。
 
 
我が家の住宅ローンは
借りた当初2,600万円。
 
35年で変動金利0.89%。
 
例えば
金利もそのまま変動なしとして
繰上返済をしないで
35年間かけて返していったら
 
利子だけで4,268,960円。
総返済額が30,268,960円なんです。
 
変動金利だと
現在はほとんど1%を切っていますが、
 
これが固定金利で1.52%だったとしたら
 
利子だけで7,542,426円。
総返済額が33,542,426円にもなるのです。
 
昔に比べて
かなり低金利になっていますが
それでも払う利子は大きいんです。
 
30歳で家を建てたら
ローンを払い終わるのが65歳。
 
仕事を現役で働いている期間
ずっと住宅のローンを払い続けることになるのです。
 
 
こう考えていると
マイホームって、
人生の大半の
働く時間やお金をかけて
買うものなんですよね。
 
本当に
人生の大きな負担だと思うのです。
 
 
そして昨今、
老後の問題も大きく取り沙汰されています。
 
一生懸命働いて
年金を納め続けても
きっとわたしたちが老後になる頃には
年金だけじゃ生活が出来ないほどになっているでしょう。
 
やっとの思いで
住宅ローンを返し終わっても
老後の生活費がおぼつかないのでは
なんだかやるせないじゃないですか。
 
 
“持ち家は資産ではなく負債”だと
聞いたことがありますか。
 
家を持つことで、ローンを組むことで、
ローンの利子やメンテナンス費、税金など
たくさんのお金がなくなってしまうのです。
 
それをわかったうえで
我が家は家を建てる方を選びました。
 
だからこそ、
 この家を負債から資産に変えたいのです。
 
この大きすぎるローンの負担から開放されるのには
日々の生活の積み重ねでしか出来ないのです。
 
毎月の家計を管理し
余剰金を増やし
繰り上げ返済していくこと、
 
それは我が家を建てたときから
資産に変わるまでの長い期間をかけての
覚悟でした。
 
 
 
住宅ローン。
 
大きすぎる負担だけれど、
 
それでも
「我が家」があるっていう人生は
何にも変えがたいものがあるのではないかなぁ。
と思うのです。
 
 
本日もお付き合いいただき
ありがとうございました。