*フクロウと出納帳*

しあわせのためのお金の話

なぜ専業主婦にならず、働くのか。ふたつの理由。

わたしは

普段フルタイムの正社員で
事務の仕事をしています。
 
旦那さんと結婚したのが
約5年前でした。
 
わたしの住む街は
田舎のほうなので
結婚年齢が早いようで
 
まさに
周りのほとんどが
結婚ラッシュを迎えるうちの
1組でした。
 
東京にいる友達に
「田舎は(恋愛しか)やることがないから
結婚が早いのね。」
と言われました。笑
 
うん、的を得てるかも。笑
 
 
その時、
わたしの周りの女友達は
勤めていた会社をやめ、
仕事から開放される!っと
専業主婦になっていったのです。
 
もちろん
子供を授かり
ほんとは正社員で続けたいんだけど
仕方なくやめていく子もいました。
 
結婚当時、
わたしも旦那もお金がなく
まだ夫婦ふたりで居たかったこともあって
子作りはせず、
 
今も
夫婦ふたりの生活が続いていて、
 ダブルインカムでの生活が
成り立っています。
 
 
なぜ
働くのか。
 
仕事って
嫌なことだってあるし
嫌な人だっているし
 
頑張ってるのに
成果は認められない。
 
ほんと
理不尽だなぁと思うことばかり。
 
社会人になってから
事務の仕事ばかりしてきましたが
世間では事務の仕事は
安月給と相場が決まっているかのよう。
 
じつは
いままで2回転職をしていますが、
一番はじめに8年勤めた会社は
最初から最後まで
手取り12万でした。
年間休日90日切ってるのに!
 
会社の人に恵まれていたのと
最初はこんなもんなのかと思っていたこともあって
ずるずる勤めましたが
やっと気付くのです。
 
 
え!?給料安すぎ!?
(遅い。)
 
 
その後
少し大手の会社に転職。
 
ここが給料は手取り18〜20万程でしたが
とにかく激務!
 
家に持ち帰りの雑用仕事も多く
家事もままならないほど
仕事に時間を取られていました。
 
からだが壊れると悟った私は
2年程で
いまの会社へ2度目の転職。
 
いまは
土日祝休みで定時帰り。
給料、ボーナスは下がったけれど
人間らしい生活を取り戻しました。
 
転職を繰り返してまで
フルタイムで働き続けるわたし。
 
何度も
このままリタイヤして
短時間のパートに切り替えようかと
頭をよぎっています。
 
それでも働き続けたのは
やっぱりお金です。
 
いまでは
住宅ローンを抱えてしまったし
お金が必要だからです。
 
年金だって
もらえないと言う人は多いですが
厚生年金に入って
自分の分は自分で支払っていきたい。
 
正社員では
社会保険の恩恵が大きいですもんね。
 
わかりやすく単純に、
20歳〜30歳まで10年間会社勤めし、
その後旦那さんの扶養に入った場合。
 と
20歳〜60歳まで正社員で働き続けた場合。
 
例えて計算するなら
わたしの今の給料で手取り15万。
ボーナスが年間手取り20万とします。
(リアルに少ない。悲)
 
まずは
圧倒的に違うのが
もらえる給料です。
 
30歳〜の給与で考えると
150,000×12ヶ月×30年=5,400万円
ボーナスも計算すると
200,000×30年=600万
合計6,000万です。
 
もうこれだけで
家2軒分の差です!
 
あとは年金。
 
いろんなシュミレーションサイトを
覗いてみましたが
なぜか出る金額が違う…。
 
ほんとに年金額ってわかりにくいので
簡単な計算式を見つけました!
 
2万×国民年金加入年数
 
厚生年金は
平均年収×厚生年金加入年数×0.55%
 
これで
だいたいの年間支給額が出せるそうです。
 
40年間厚生年金に加入した場合
国民年金部分が、2万×40年=80万
厚生年金部分が、250万×40年×0.55%=55万
合計 年間135万 月にすると11.25万
 
30歳から扶養に入り国民年金だけになった場合
国民年金部分が、2万×40年=80万
厚生年金部分が、250万×10年×0.55%=13.75万
合計 年間93.75万 月にすると7.8万
 
その差は 年間41.25万 月々3.45万 のようです。
 
65歳から20年間生きたら
825万円の差がでてくるのです。
 
こんな少ないわたしの給料での計算でも
トータル6,825万円変わってくるのです。
 
すごいことです。
 
 
そして
わたしが働く理由は
もうひとつあるのです。
  
専業主婦になっていく友達や
ずっと専業主婦だった自分の母親を見て
思ったことがあったからです。
 
 
 
「男の人は強いなぁ。」と。
 
 
男の人は
ほとんどの人が社会に出てから
定年退職するまで
仕事をし続けるじゃないですか。
 
結婚して、とか
出産して、とか
女の人はリタイヤする理由は
たくさん持ち合わせています。
 
なのに
男の人は
そのたびに大きな責任を背負い
仕事に行くのです。
 
辛くないのか、
やめたくないのか、
苦しくないのか。
男の人は仕事することは
当たり前だから平気なのか。
 
 
きっと、違うんですね。
 
 
わたしが働いていて感じることと同じように、
きっと男の人だって
いろんな憤りや不安を隠して
人生のほとんどの時間を掛けて
仕事をしているんだと。
 
男の人は
強くなんかないんだと思ったんですよ。
強くいなくちゃいけないだけで。
 
 
先日の記事で
旦那さんの年収を勝手に
バラしてしまいましたが笑、
もしわたしが働かなくなったら
きっと生活にゆとりが持てなくなってしまうでしょう。
 
今の生活を支えるために
旦那さんを
ひとりで戦わせたくなかったのです。
 
 
あまり弱音を吐かない旦那なので
わたしの思い込みで
ほんとは全然平気!って思ってるのかもしれないんですが。笑
 
  
生活していくことは
当たり前のようだけど
簡単なことじゃなくて
 
歯をくいしばらなきゃいけないようなことを
我慢して成り立っているんだと思います。
 
 
まだまだ先になりますが
いつか二人共が、
残りの人生は
のんびり暮らしていけるね、ってなるまで
一緒にがんばっていこうと思います。
 
遠く遠く先でも
しっかりと未来は見ていけるのです。
 
 
本日もお付き合いいただき
ありがとうございました。
 
 
 
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